FPに聞いてみた

収益?資産形成?若者には不動産投資は可能か?

収益?資産形成?若者には不動産投資は可能か?

投資ビジネスは今や非常にポピュラーになっています。昔は資産家の様な一部の人々の独壇場であったのに、今ではサラリーマンの副業とまで言われる様になりました。更には、最近では若者が不動産投資を始めるケースも見られます。

しかし、不動産投資は預貯金の様な性格ではありません。若者世代の参加が大丈夫なのか…と心配になる人も多いことでしょう。

そこで、ここでは若者の不動産投資に焦点を当てて解説したいと思います。

昨今は年金問題もあり、若者の投資と言うのが増えています。様々な方法があるので、まずは収益や資産形成について等基本的な事も知っておく必要があるでしょう。FPの方に詳しく聞いてみました。

若者には不動産投資は可能か

まずは結論から行ってみましょう。

若者には不動産投資は可能か

結論としては「可能」

結論としては、若者であっても不動産投資は「可能」です。

ハードルの面ではもしかしたら高いかも知れません。しかし、高いハードルであったとしても対策を準備することは可能。その部分は年齢には関係ありません。むしろ、時間を持っているので、ミドル世代やシニア世代よりも学ぶ期間を多く取れるとも言えます。

その様な若者の持ち得るメリットを利用すれば不動産投資は十分に可能。チャレンジの余地はあるのです。

若者特有のメリットがある

若者世代とミドル・シニア世代を比較するならば、ビジネス全般において有利な点が意外にあります。

例えば時間。先にも挙げましたが、若者は人生で使える時間は多く残っています。確かに日本の医療は発展しているので100年を超えてのビジネス参加は可能でしょうが、やはり時間の面ではミドル・シニア世代は勝てません。

また、バイタリティの面でも若者は有利です。未知のビジネスに果敢に挑戦出来るのは、ある意味において若者の特権とも言えるかも知れません。

ハードルは低くは無い

確かに若者は時間やバイタリティはミドル・シニア世代よりも有利なことでしょう。しかし、若者であるからこそ背負わなければならない不利な点もあります。

例えば、社会での経験が少ない点。

経営においては未熟さは大きな課題となります。知識と経験においては先輩世代でもあるミドル・シニアの人とは、どうしても差がついてしまうのです。やはりハードルは高いと言えるでしょう。

しかし、若い内からの経営の訓練は後々に役立ちます。道は険しいかも知れませんが、若い内からの不動産投資へのチャレンジは意義深いのです。

準備が必要

不動産投資には様々な準備が必要。簡単に始められる物ではありません。

知識や経験はもちろんですが、資金的にも不利な場合も考えられます。

ですから、若者が不動産投資を始める場合には、少なくても予備知識を蓄えて資金的な準備もしなければなりません。

不動産投資は預貯金と異なってリスクを抱えるビジネスです。準備を怠ってしまうと大変な羽目を見ることになります。準備を周到にしなければならない点を覚えておきましょう。

若い内から不動産投資を始めるメリット

先にも挙げましたが、若者が不動産投資を始めるにあたっては時間などの点で有利です。しかし、単に時間と言ってもどの様なメリットがあるか、具体的なイメージが難しい人も居ることでしょう。

若い内から不動産投資を始めるメリット

そこで、ここでは若者が不動産投資を始める具体的なメリットを挙げて行きたいと思います。

長いローンが組みやすい

不動産投資では投資用物件の購入に不動産投資ローンを利用するのが一般的です。

さて、不動産投資ローンは資料を見ると「35年まで可能」と言った記載もありますが、このローン期間は担保の条件や収入などもありますが、年齢も重要な審査条件となって居ます。つまり、長いローンを組むためには、若者の方が有利なのです。

ただし、審査に通る条件としては収入や勤続年数なども見られます。これらの点では不利かも知れませんが、やはり時間は貴重。ミドル・シニア世代が持ち得ないメリットなのです。

毎月のローン返済が抑えられる

不動産投資において毎月のローン返済は大きな負担です。不動産投資ローンは利率も高いので、投資家にとっては大きな足枷にもなり得るのです。

しかし、その様なローンであっても期間を長く取れば毎月の返済額も減らせます。また、ローン期間を長く取るならばそれだけ利子が増えてしまいますが、不動産投資ローンの利子は経費で落とすことが可能です。

ただし、不動産投資ローンを利用するためには銀行への経営状況の報告が必要になることもあります。有利とは言っても管理は大切です。

ステップアップに有利

不動産投資にはステップアップがあります。例えば物件を買い増したり法人を起こしたり、状況はケースバイケースですが、様々あります。

さて、若者であればこの点でも有利です。

と言うのも、若者であれば事業そのものを継続出来る時間も多く持っています。資産を上手に運営してキャッシュフローを健全に保てば、次のステップに進めるのです。しかも、次のステップに進めば更に大きなビジネスチャンスにも恵まれます。未来を切り開くことが可能なのです。

経験を積む点で有利

若ければ経験を積む上でも有利となるでしょう。また、勉強する上でも人脈を作る上でも有利な点があります。

確かにミドル・シニア世代よりも若者は社会人経験が少ないかも知れません。コネクションも多くは無いことでしょう。

しかし、ミドル・シニア世代の経験が不動産投資に有利な物とは限りません。むしろ若者の方が不動産投資に関するビジネス経験や学習を積みやすいとも言えるのです。

いずれにせよ、若い内に持ち得る時間とバイタリティは経験を積む上でも有利なのです。

若い内から不動産投資を始めるデメリット

若い内に不動産投資を始める場合にもデメリットはあります。

若い内から不動産投資を始めるデメリット

ローンの審査が難関になる

不動産投資ローンの利用には審査が必要なのですが、若い内は審査が難関になることもあります。

と言うのも、不動産投資ローンの審査は収入状況だけでなく、仕事の属性や勤続年数まで見られます。収入のレベルがまだ低く、勤続年数も積み上げて居ない若者にとって、ローンの審査はやはり厳しいです。

大きなリターンを狙いにくい

若い内は自己資金も少なく、ローンが組めたとしても大きな額は難しいことでしょう。必然的に購入可能な物件も限られてしまい、リターンが少なくなってしまうのです。

ただし、不動産投資の経営実績を積んで銀行の信用を勝ち取ることが出来るならば、より大きなローンを引き出すことが可能となるでしょう。

経営の知識が不足しやすい

経営は確かに学生の内から勉強することは可能です。しかし、それはあくまでも机上の学問です。実戦に基づいた経験ではありません。ですから、若い内は経営においても経験不足である場合が多いです。

さて、不動産投資においても経営には実戦が必要です。場数が少ない内は経営に関する知識も少なく、センスにおいても乏しいです。経営の知識とセンスを身に付けるためには社会人としての経験が大切。やはり若者には不利な点と言えるのです。

若者が不動産投資を始める場合の注意点

不動産投資は勝手に家賃収入が入る訳ではありません。様々な注意点があるのです。

若者が不動産投資を始める場合の注意点

では、どの様な点に注意すべきなのでしょうか。

キャッシュフロー計画

キャッシュフロー計画は非常に大切です。キャッシュフローは家賃収入とローン返済をはじめとした支出を表す物。経営管理の上で重要なのです。

さて、キャッシュフローは記録を取るだけでは片手落ち。経営計画を立てることが必要です。家賃はどれくらいで、ローンや修繕などの支出がどうなるかを最初の段階で検討しておくことが大切なのです。若い内は経験不足であることもあり、計画が甘くなることもあるので注意が必要です。

尚、キャッシュフロー計画を立てるためには不動産投資全般についての知識が不可欠。情報収集と勉強が欠かせません。

売却のタイミング

不動産投資は家賃収入を得る収益もありますが、売却して得る利益もあります。

さて、若い内に投資用物件を持つと長いスパンで収入を得ることが可能です。しかし、家賃は築年数と共に落ちて行く物です。ですから、物件の状態によっては売却するのも良い案です。

では、売却はいつでも可能かと言うと決してそんなことはありません。やはりタイミングについても計画を立てる必要があり、注意が必要です。物件は収益性が落ちてしまうと売れなくなります。収益性の下落を見越した売却の計画が必要なのです。

業者選択

不動産投資は様々な業者と付き合うことが多いです。不動産会社、銀行、物件の修繕などを請け負うリフォーム会社なども入ります。

さて、業者選択にミスは許されません。業者によって仕事の出来栄えが違うからです。そして、若い内は業者の質を見抜く目も未熟なこともあり、注意が必要となるでしょう。

尚、リフォーム業者などは悪徳なところもあります。間違った会社に依頼をしてしまうと不利益を受けるごころか、物件を痛めることにも繋がり得ます。十分な注意が必要なのです。

不動産管理

不動産管理は「管理会社に任せれば大丈夫」と思われがちです。これは若い人にも当てはまることでしょう。

しかし、不動産管理は業者任せにするだけでなく、自分の目で管理することも必要です。不動産管理は入居者の満足度にダイレクトに影響するので注意が必要なのです。

管理の質は管理会社によっても異なります。仮に良くない会社に当たっていたりすると、入居者の評判を落とすだけでなく、物件も乱暴に扱われてしまいます。気を付けなければいけないのです。

入居者管理

入居者管理もいい加減では良くありません。特に入居者の審査は重要で注意が必要です。

と言うのも、入居者との契約は1度交わしてしまったらオーナー側からの解約は非常に困難になるからです。しかも、仮に入居者が良くない人であれば、物件も乱雑に扱われてしまうからです。

ちなみに、物件の使い方次第によっては原状回復に多額の費用が発生してしまうこともあり得ます。

銀行対策

銀行対策は不動産投資において不可欠です。それだけに付き合い方には注意が必要です。

銀行は融資の審査において、収入や仕事の属性だけでなく勤続年数も確認して来ます。収入にしても勤続年数にしても立場的には好ましくありません。

そのため、銀行対策には事業計画や結果など、いつでも報告出来る様にまとめておくことが必要となるでしょう。

どの様な準備が必要か

ここでは不動産投資に必要な準備を改めて挙げてみましょう。

どの様な準備が必要か

資金

投資ビジネスに資金は不可欠。準備をしなければいけません。確かにオーバーローンを組んで物件を購入することも可能でしょうが、何等かのトラブルが発生した場合には現金での対応も必要となります。

例えば、物件で配管トラブルなどが発生した場合、ケースによってはオーナーが費用を負担しなければなりません。その場合には現金が必要になることは、やはりあります。手元に残す資金は必要なのです。

情報収集・勉強

不動産投資は単なる投資ビジネスではありません。不動産管理や入居者管理も伴った投資ビジネスなので、それだけ広範な知識が必要なのです。そのためには情報収集と勉強が欠かせません。

例えば、投資用不動産の購入に際しては建築の知識が必要でしょうし、入居者対策には法的な知識も必要となるでしょう。しかも、それらの知識が不足するならば費用的にも損失を被ることもあり得ます。事前の情報収集と勉強が非常に大切なのです。

コネクション

不動産投資にもコネクションは有用です。不動産投資家の間には横の繋がりがある場合があります。事前に研究すると良いでしょう。

ちなみに、投資家のコネクションはセミナーなどで作ることも可能です。セミナーには懇親会を設けているところもあるので、上手に活用すると良いでしょう。

まとめ

若者の不動産投資について取り上げました。若い内から始めることのメリットやデメリットが掴めたことと思います。また、注意点が多くあったことも分かったことでしょう。

確かに不動産投資はハードルが高いビジネスです。しかし、若いからと言って乗り越えられない訳ではありません。十分に準備をして乗り越えましょう。

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清水みち代

関東在住の30代女性。 生保代理店で窓口営業に従事していましたが、コロナの影響で休業中。 自宅にいる時間に資格取得に目覚め、通関士、宅地建物取引主任者、FP2級、総合旅行業務取扱管理者の各資格を取得。 将来の目標は、北海道での「田舎暮らし」。

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