昨今話題になっている、不動産投資型クラウドファンディング、その中で「ゴコウファンド」と言う事業者があるのはご存じでしょうか?
ちなみに漢字表記もあるようで、その場合は「五黄ファンド」と呼ばれます。
基本的には、不動産投資型クラウドファンディングは「リスク」は少ないと言われていますが、それは、他の投資と比べればと言うだけです。
「投資」と言われる以上、リスクは存在するので、その辺りを理解した上で参加する事で、よりメリットが受けやすくなるのではないかと考えます。
だからこそ、「危険」と思われるリスクは避けていくべきでしょう。
もくじ
ゴコウファンドのリスクを知っておこう
そもそも、どんなリスクがあって何が危険なのかを知らなければ、危険に気が付く事はできません。
ゴコウファンドで投資をする上でのリスクを考えてみましょう。
- 損失を出す可能性はゼロでは無い
- 時間を掛けた割に利益が少ない
- 経過が分からない
- 損切り等は出来ない
- クラウドファンディング案件が少ない
挙げてみるとわかる事ですが、「不動産投資型クラウドファンディング」のリスクとして良く挙げられるものと、大した変わりはありません。
投資をする上で考えておかなくてはならないリスクと言っても過言ではないでしょう。
それでは早速ですが、リスクについて見ていきましょう。怪しいと言われる原因もこういった所にあるのかもしれません。
損失になる可能性がゼロでは無い
損失にならない投資は理想ではあるのですが、ゴコウファンドでの投資も損失になる可能性はあります。
いくらリスクが少ないと言われているとは言え、投資である以上リスクはあるのです。
損失になる可能性と言うのはリスクと言えるでしょう。
しかしながら、FX等と比べると、投資額分の損失となるので、リスク面で言えば大きいとは言えません。
こういった所が、「リスクが少ない」「リスクが小さい」と言われる所でしょう。
時間を掛けた割に、利益が少ない
名前の通り「不動産」とでもあるので、基本的な収益は「利回り」です。
クラウドファンディングに参加する際に分かる話ではあるのですが、想定利回りが設定されています。
どんなに大きな利回りだとしても、「約10%」ほどなので、期間が6カ月や12カ月と言う割には利益が少なく感じてしまいます。
特に、FX等をされていた方には、リターンが少ないと感じる結果になる事もあるでしょう。
その分ローリスクに設定してあると考える事が出来るので、一長一短だと考えておいた方がいいですね。
利益なのか損失なのか経過がわからない
あくまでもクラウドファンディングなので、自分が物件を管理する訳ではありません。
となると、利益なのか損失なのかがイマイチわからないと言うのがリスクだと言えるでしょう。
逆に言えば、一度投資をしてしまえば放置する事も可能なので、決して悪い事だけではありませんが、気になる方には気になるはずです。
途中経過が分かり辛いと言うのは、人によってはリスクとも言えるので、苦手な方は注意しておいてください。
ゴコウファンドのニュースなどで、どういった状況なのか?と言うのは確認できるのですが、いつまでも確認できる訳では無いと言うのは注意すべきポイントでしょう。
損切り等は出来なくなっている
クラウドファンディングの特徴と言えば特徴なのですが、一度参加すると放置で結果だけ待つと言う形になります。
途中で解約するには別途ルールが存在しているので、基本的には損切りの為に解約する等は出来ません。
FXよりも「投資信託」に近いイメージをするとわかりやすいかもしれません。
クラウドファンディングで募集された資金は、ファンドが運営してその結果利益になれば、利回りとしてかえってきます。
参加をするかどうか決めるだけなので、「投資」として物足りないと言う意見もありますが、簡単なのも事実ですし、初心者の方でも参加できると言うメリットはあるのです。
しかしながら、損切り等をする事は出来ないので、その点にも注意は必要でしょう。
ゴコウファンドのクラウドファンディング案件が少ない
不動産投資型クラウドファンディング事業者全般に言える事ではあるのですが、ゴコウファンドでもクラウドファンディング案件が少ないです。
つまり、参加するのは他の投資家との競争となる訳です。
参加したいクラウドファンディングに参加出来ない可能性があると言うのは、ある意味リスクと言えるでしょう。
また、ファンドが少なく案件が少ないと言う事は、選択肢も少ないと言う事です。
どの案件が狙い目なのかを考えると言う事はほとんど出来ません。
ですが、損失をなるべく出さないようなシステムになっているので、現段階ではそこまでリスクだと思う必要は無いのかもしれませんね。
ゴコウファンドが「リスク」はあるが「少ない」と言われるのは何故なのか?
ゴコウファンドだけでは無く、不動産投資型クラウドファンディング全体で言われる事ではあるのですが、「リスク」は少ないと言われています。
その理由は不動産投資型クラウドファンディング事業者が取っているとある「方式」によるものが大きいでしょう。
その方式が「優先劣後出資」と言うものです。
リスクが少ないと言われる要因「優先劣後出資」
この優先劣後出資なのですが、方式を理解していないと、何故リスクが少ないと言われているのかの理解は出来ません。
優先劣後出資は、投資家側を「優先出資者」、事業者であるゴコウファンド側を「劣後出資者」とする事で、ユーザー側の投資資金をなるべく守ろうとするものです。
極めて簡単に説明をすると、損失を出した場合等に、劣後出資者の投資分(負担分と言った方がわかりやすいかも)から、損失が処理される為、ファンドが大きく損失を出さない限り、優先出資者である投資家側は損失にはならないと言うものです。
厳密にいうのならば、優先劣後出資の割合が決められていて、その割合分を超える損失が出るまでは、優先出資者である投資家側は損失にならないのです。
あくまでも、「リスク」面に焦点を当てている方式で、出資者側がなるべく損を出さないように考えられている方式と言えるでしょう。
この優先劣後出資の仕組みこそ、ゴコウファンドがリスクが少ないと言われる要因なのです。
ローリスク・ローリターンを体現した投資
ローリターンと言うと聞こえは悪いかもしれませんが、資金さえ残れば、投資は継続する事が可能です。
「最短で大きな利益を」と考えている方には合わない投資と言えるかもしれませんが、投資を長い目で見る場合にはもってこいでしょう。
リスクはありますが、貯金をした場合の金利よりも利回りは高い訳ですし、資金の安全面を考えるのなら投資をした上で「ローリターン」も悪いものではありません。
もちろん、ローリスク・ハイリターンと言うのが一番ですが、そういったものは投資では存在しません。
大きな利益が期待できる場合は、ハイリスクが当然です。
ゴコウファンドで行う事が出来る、不動産投資型クラウドファンディングはそういった投資では無いと言う事ですね。
ゴコウファンドでのクラウドファンディングは怪しい?
投資を行った事がある方ならよくわかるのですが、馴染みのない投資であったり、以前問題があった投資が法令によって変化した場合根強く「怪しい」と言う考え方は残ります。
不動産投資型クラウドファンディングの場合は「クラウドファンディング」であるからこそ「怪しい」と言われる事は多いです。
また、クラウドファンディング案件が少ない為、「抽選」であったり「先着」であったりと投資をしたいと思っても出来ない場合があります。
案件に参加する際に抽選だった場合、選考基準等がはっきりしていない、または実際に選考している所を見れる訳でも無いので、元から参加できる人が決まっているのではないか?と言う疑問もあるようです。
これらが「怪しい」と言われる大きな要因でしょう。
クラウドファンディング案件自体が少ないのは明白で、参加出来ていない人もいるので、狙った案件に参加できなかった人が、何かあるのでは?と怪しむ事は良くあるのではないでしょうか。
国からの認可がある事業者である程度安全性が高いのに怪しい?
ゴコウファンドは国からの認可を取って事業を行っているので、「怪しい」と言われる点を考えるのなら、上記で紹介した点くらいしか原因が思い浮かびません。
あくまでも、資金を多く持たなければ参加出来ない【不動産投資】に小口で参加できると言うのは、メリットが多いかと思います。
法改正があって規制が緩和して参加しやすくなっている今こそチャンスとも言えますが、「緩和」されると、怪しい、危険と考える人も中にはいるので、そういった点が危険と思われているだけなのかもしれません。
ゴコウファンドでは、国から認められた不動産投資型クラウドファンディング事業者の証である、「不動産特定共同事業法の1号事業者」の明記がありません。
その点で、怪しいと言われている可能性はありますが、認可はあります。
ただし調べてみると分かる事ではありますが、「https://t23m-navi.jp/magazine/wp-content/uploads/2021/04/fudosan-tokuteikyodojigyosha-ichiran.pdf」ではゴコウファンドの運営会社である五黄不動産に認可が下りているのがわかります。
表記されていないからと言って、実際には認可がしっかりと降りているところを考えると、確認をせずに怪しいと言ってしまうのは、早計でしょう。
低リスクと国からの認可と言う安全性
投資先として低リスクを優先するべき、安全性がある事業者を優先するべきとまでは言いませんが、投資をする際は、その安全性とリスクはしっかりと考えておくべきです。
リスクの無い投資は投資とは言えませんので、全くリスクが無い投資とは言えませんが、低リスクに期待できるのが「不動産投資型クラウドファンディング」でしょう。
中でも、ゴコウファンドは国からの認可もしっかりとあるので、事業者としての安全性も確保されています。
あくまでも自分がどういった投資をしたいのかを考えるべきなので、おすすめとまでは言いませんが、投資先として頭に入れておくべき事業者と言ってもいいのではないでしょうか。
また、他に投資を行っている方ならわかると思いますが、分散投資先としては非常に優秀なので、FXで投資をされている方なども一度「ゴコウファンドの公式サイト」は見ておく事をおすすめします。
まだまだ、不動産投資型クラウドファンディング自体が新しい投資だと言えるので、不安はあるかもしれませんが、ゴコウファンドは注目するべき事業者と言っていいでしょう。
まとめ
投資にリスクの無いものは存在しません。
どんな投資でも損失になる可能性がある変わりに、リスクが存在します。
リスクが少ないと言われている、不動産投資型クラウドファンディング事業者の【ゴコウファンド】でも、それは同じです。
投資をした際のリスクを明確にして、なるべくリスクとは関わらない投資を心掛けたいですね。
- 損失になる可能性はどの投資にも存在する
- ゴコウファンドでは損切りをする事は出来ない
- 「怪しい」と思われるのはクラウドファンディングと言う名前イメージから
不動産投資型クラウドファンディング全般で言える事なのですが、1度クラウドファンディングに参加すると、損切りをする事はほぼ不可能です。
もちろん、ゴコウファンドでもそれは同じなので、その点はリスクとして考えた方がいいかもしれませんね。
また、公式サイトに認可の記述が無い事から、「怪しい」と思われる事もあるようですが、調べてみるとしっかりと認可は取れているようなので、詐欺の可能性は低く、安全性は高いと言えるでしょう。
ローリスク・ローリターンを体現したかのような投資方法なので、長期的に投資を行いたい方には向いているかと思います。
また、分散投資先としても優秀だと思うので、興味のある方は是非ゴコウファンドの公式サイトを見てみましょう。