物事には「向き・不向き」があります。これはビジネスにも当てはまることで、製造業に向く人、販売業に向く人、様々なことと思います。
それでは不動産投資に向く人はどんな人でしょうか。不動産投資は金融的な側面に併せて不動産も絡んでくる簡単では無いビジネス。向く人はなかなか分からないことでしょう。
そこで、ここでは不動産投資に向いている人はどんな人かを挙げてみたいと思います。
もくじ
不動産投資に向いている人はどんな人か?
まずは不動産投資に向く人はどんな人かを挙げてみましょう。
勉強熱心な人
勉強熱心さは不動産投資にとって非常に重要です。
不動産投資は投資ビジネスではあるのですが、株式投資などとは違い、不動産も扱わなければならないから。そのため、金融関係の知識の他にも建築をはじめとした不動産の知識が欠かせません。様々な情報を貪欲に集める、勉強熱心な人間性が有利、つまり向いているのです。
ちなみに、勉強で得られる知識によって出来ることは様々です。例えば物件購入の際、利回りを確保する上で有利な不動産と不利な物がありますが、不動産の知識があれば迷わずに有利な物を選ぶことが可能です。
また、不動産投資には悪質な業者が暗躍している現実がありますが、知識があれば見破ることも可能です。
計画性のある人
不動産投資は計画も大切。ですから計画性は非常に重要な条件と言うことが出来ます。計画が立てられる人が不動産投資にも向く、とも言えるでしょう。
と言うのも、計画は物件を購入する時点から始まっている…と言っても過言では無いからです。これは出口戦略を見据えるならば、売却をも検討していなければならないから。購入から出口までは長いスパンになるので、計画的に動かなければならないからなのです。
また、物件の修繕は計画を立てて行わなければ、イザと言う時に資金的な問題が発生してしまいます。
他にもローンなどの返済やリフォームも計画を持って行わなければ上手には出来ません。いずれの段階でも計画を立てながら進めるのが重要。計画性は大切なのです。
真面目な人
事業を進める上では真面目さが非常に大切な条件。仮に真面目で無いならば、様々な場面で評価を落してしまい、場合によっては信用失墜にも繋がります。
これは不動産投資でも同じ。真面目な経営が求められるのです。つまり真面目な人が向くと言えるのです。
例えば、不動産管理を真面目にするならば、物件の状況も良くなって生活環境も向上します。その結果として空室リスクや退去リスクも下がり、経営が安定します。
その逆に不真面目であるならば、物件の管理状態が悪くなるだけでなく、金融機関の評価も場合によっては落してしまいます。この場合には信用失墜も起こり得ます。不動産投資にも真面目さは求められるのです。
決断力のある人
不動産投資は投資用物件の購入が不可欠。しかも良質の物件が絶対に必要です。
さて、物件購入には大きな決断が必要。しかも大きな金額の買い物なので、投資家には決断力が求められます。つまり、決断力のある人が不動産投資に向いているのです。
特に利回りの良い物件を探すならば、良質の中古物件を探さなければなりません。しかし、その様な物件は競争率も高くなり、早い者勝ちになることも。決断出来ずに保留にしておくと、みすみす見逃してしまう事態もあるのです。
しかし、その様な場合に素早く行動を取れれば、より良い物件を手に入れられます。やはり決断力は大切なのです。
几帳面な人
集団の中で几帳面な人物は非常に頼りになります。その人は様々な場面での記録を忘れず、時としては、多くのトラブルを未然に防ぐことでしょう。
さて、不動産投資にもこのことは当てはまります。つまり投資家には几帳面さも求められるのです。不動産投資には様々な場面で契約の締結がありますが、契約は時として曖昧なまま口約束で行われ、後日に大きなトラブルにもなり得ます。
しかし、その様な場面で几帳面さがあったならば詳細に記録することにも繋がり、トラブルの回避に役立ちます。口約束の場合は時として不当な立場を押し付けて来る物。記録を詳細に取ることが大切なのです。 その様な状況を避けるために必要なのは几帳面さ。投資家には几帳面さも必要なのです。
行動力のある人
不動産投資においては行動力も大切です。
例えば物件を購入する場合には、物件の状況を確認しなければなりませんが、この「状況確認」をどこまでするかによって、その後の流れが変わって来ます。そして、この時に要求されるのが行動力。不動産投資家には行動力が求められるのです。
物件の確認の例で言うならば、物件そのものの確認だけでは無く、物件周囲の地域の確認までが必要です。物件周囲の状況によって生活の条件が変わります。学校の位置、商業施設の位置など、フットワークが決め手となる情報収集も重要なのです。
また、遠隔地の不動産を利用する投資家もいますが、物件確認をあまりせずに決めるのは良くありません。遠隔地であっても現地の確認が必要。その時に必要なのが行動力。これもフットワークが重要なのです。
堅実な人
不動産投資は大きなビジネスではありますが、儲けるためにはコツコツと小さな仕事を積み上げなければなりません。ですから堅実さが必要です。堅実に仕事を進めることが出来る人、この様な人が不動産投資に向いている、と言えるでしょう。
さて、堅実さが試される場面はいくつもあります。
例えば物件を購入する段階。物件の購入は不動産投資全体を決める非常に大切な段階なのですが、人によっては軽く考えてしまって失敗してしまうケースもあります。これは情報をコツコツと集めた投資家の堅実さの勝利と言えます。
また、業者の選定なども堅実さが試される場面と言えます。不動産会社にしてもリフォームにしても、確実な業者を選ばなくてはいけません。仮に間違った会社を選んでしまうと大きな損失を被ってしまうからです。
この様に、堅実さは様々な場面で重要。堅実さは不動産投資を成功させる上でも重要なのです。
見抜く「目」を持つ人
不動産投資は様々な会社の協力が欠かせません。銀行の他にも不動産管理会社、リフォーム会社など、実は様々あるのです。
さて、その様な会社は対応の良いところ、それなりの対応しか出来ないところ、仕事のレベルは様々な物です。そこで投資家に要求されるのが、会社の状態を見抜く「目」を持つことと言えます。…この様な眼力を持つ人が不動産投資に向くのです。
投資家の眼力は入居者の審査にも活かされます。入居者との契約は一発勝負。しかも失敗は許されません。そこで必要なのが人物を見る目。物件をきれいに使ってくれる人、家賃をきちんと支払ってくれる人を選ぶためには、やはり眼力が必要なのです。
長期的な視点で見られる人
不動産投資の流れを見ると、非常に長いスパンであることが分かります。物件を購入してから入居者を募り、その後に売却をしたり…と、何年もの期間となるのです。
そのため、投資家には長期的な視点で見れる目が必要となり、投資家としての条件とも言うことが出来ます。
例えば物件購入にしても長期的に考えなければなりません。建物は年月が経てば老朽化しますし、何年も後の収益性まで予測する必要があるからです。…それが出来ないと、売却が不利にもなり得ます。
他にも起用した業者の倒産リスクなども存在しますが、これは企業の将来を見る目が必要です。業者選定の様な場面であっても、長期的な視点で見なければなりません。長期的な視点で見れることが、投資家としての条件と言えるのです。
コミュニケーション能力の高い人
外構的な人も不動産投資の条件と言えます。
不動産投資はいくつもの業者のパワーが必要です。銀行、不動産会社、リフォーム会社などです。また、場合によっては入居者との直接的なやり取りが必要になるかも知れません。その様な時に必要なのがコミュニケーション能力。外構的でコミュニケーション能力が高い人が不動産投資にも向くのです。
また、不動産投資には情報収集が必要不可欠ですが、他の投資家との交流が情報交換の場ともなり得ます。それはセミナーなどであったり、SNSなどであるかも知れません。しかし、いずれにせよ他の人と接する場面。コミュニケーション能力は大切なのです。
不動産投資に向いている人はどう動くか
ここまで、どの様な人が不動産投資に向くかを挙げてみました。
では、実際に向く人はどの様な動きをするのでしょうか。ここでは、その様な人がどう動くかについて考えたいと思います。
事前準備の段階
不動産投資は物件を購入する時点がスタートと思われているかも知れませんが、決してそうではありません。物件を購入する前、つまり事前準備の段階から始まっているのです。そして、その場面でも投資家の特性が出て来ます。
まず事前準備の段階ですが、最初に必要なのが勉強と情報収集。この時に物を言うのが勤勉さや堅実さです。知らない点は放置しない性質が必要だからです。
ですから、この様な人は最初に不動産全般の知識を集めることでしょう。そして、あらゆる角度から計算した最良の物件を探し当てることでしょう。それが勉強を積んで堅実に考えた人の「実り」とも言えるのです。
物件購入段階
物件購入は堅実さも大切ですが、決断力や行動力も試されます。
不動産投資に重要なのが良質な物件。例えば状態の良い中古物件などです。この様な物件は放置しておくと、他の投資家に取られかねません。ですから、早めに決断しなければならないのです。
ですから、良い投資家はその様な物件を見つけた場合には、自分の現状と物件の状態を見極めて、購入を決断することでしょう。そして物件が遠隔地であれば現地に飛び、状況確認にベストを尽くすに違いありません。
不動産管理
不動産管理も非常に大切。仮に適当にするならば、様々なアクシデントにも繋がります。そのため、投資家には真面目さが要求されます。
不動産管理によって、入居者に快適な生活を送れるかどうかが異なります。適当に管理するならば生活空間が荒れてしまうでしょう。しかし、真面目に物件を管理するならば、より良い生活環境が維持出来るので、空室などのアクシデントを回避することが出来るのです。
ですから、真面目な投資家は仮に不動産管理会社を起用するにしても、過去の実績や評判などを確認して業者を選び、真面目な経営をすることでしょう。
入居者対策
入居者対策は不動産管理会社の仕事。しかし、間接的ではありますが投資家も少なからず関わっています。と言うのも、管理会社選びは投資家自身の仕事だからです。不動産管理会社の仕事は物件の修繕などだけではありません。入居者のトラブルの解決も仕事に入るからです。
そのため、入居者対策を万全にするためにも不動産管理会社を見る眼力が投資家には必要と言えます。
前述の通り、投資家の眼力は入居者審査にも活きますが、これは会社選びにも活きます。そして、眼力のある投資家は入居者対策として、最善の管理会社を選び抜くことでしょう。
災害などのアクシデント発生
不動産投資には災害などのリスクも伴います。良い例が火災や地震、そして台風などです。
これらは火災保険で対応が可能ですが、火災保険を活用するには火災保険そのものを熟知していなければなりません。と言うのも火災保険は意外に多くの災害をカバーするからです。
さて、火災保険を確認するためには、補償の範囲や条件なども知らなくてはならず、勉強が必要にもなります。
つまり、ここでも勉強熱心さが問われます。勉強熱心の人は火災保険にも強くなり、慌てずに速やかに手続きをすることでしょう。
まとめ
不動産投資に向く人について取り上げました。勉強熱心さ、計画性などの人間像が浮かび上がったことと思います。また、この様な特性を持つ人の行動などもイメージ出来たことと思います。
さて、投資家にはこの様な条件があると望ましいのですが、仮に欠けていたとしても、完全に向かないとは断言出来ません。本人の注意によって行動を変えることも可能だからです。ぜひ、自分の弱点をカバーして、投資に臨む様にしましょう。
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