「投資は若いうちから始めた方が良いの?」
「若いうちから投資を始めてメリットはある?」
「まだ20代で、投資に費やせるお金があまりない」
上記のような疑問・悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、若いうちから投資を始める重要性や20代で投資をするメリット、最初におすすめの投資方法などを解説しています。
この記事を読むことで、投資の重要性が理解でき、何から始めれば良いかも分かるようになるでしょう。
ぜひとも参考にしていただければ幸いです。
もくじ
若いうちから人生の三大資金を事前に準備しておくことが大切
若いうちから人生の三大資金(教育資金・住宅資金・老後資金)を事前に準備しておくことが欠かせません。
教育資金・住宅資金・老後資金は人生の中で特に大きな金額が必要となるイベントで、すぐにお金を用意できるものではありません。
もちろん、具体的な目的や目標が決まってない人もいるでしょう。
しかし、若いうちから資金を準備することは決して無駄になりません。
また、貯蓄だけでは資金は効率的に増やしていけないので、貯蓄の一部を投資して資産運用することが大切です。
貯蓄だけに依存しない仕組みを作る(お金に働いてもらう)ことで、効率的に資金を運用でき、お金の目減りにも対応できるようになるのです。
長期的に見ると若いうちから投資する方が有利
長期的な目線で見た場合、若いうちから投資することは大きなアドバンテージとなります。
確かに20代は給与もそれほど高くなく、余剰資金は多くないでしょう。
ですが、中高年と比べて運用する時間は多くあります。
少額でも長期間にわたって積み立てることで、リスクを大きく軽減でき、高い複利効果も期待できます。
少額であれば、貯蓄と併用しておこなうことも十分に可能でしょう。
資産運用は長期的に考えるのが前提であり、長期的に見ると若いうちから投資を始める方が断然有利です。
2022年4月1日から学校でも「金融教育」が義務化に
2022年4月1日より、小学校~高校で「金融教育」が義務化されました。
従来、金融教育は義務ではないため、金融の知識を持たないまま社会人になる人も少なくありませんでした。
しかし、老後2,000万円問題を機に、資産運用・資産形成の大切さが改めて浮き彫りになったのです。
金融に苦手意識を持つ人も多く、金融教育を求める声が高まっていたことが、金融教育の義務化につながったのでしょう。
若いうちから投資や資産運用の知識を持っておけば、効率的に資産の運用・形成ができることは間違いありません。
20代から投資を始めるメリット3選
20代から投資を始めるメリットは下記の3つです。
- 複利効果を期待できる
- 投資についてさまざまな経験を積める
- 独身であれば投資にお金を割きやすい
1つずつ見ていきましょう。
メリット1. 複利効果を期待できる
若いうちから投資を始めると、その分大きな複利効果を期待できます。
複利とは、利益を元本に上乗せして再投資し、さらに利益を出すことを指します。
例えば、元金100万円を年利5%で運用したとすると、1年後は105万円です。
この105万円を使って再び年利5%で運用すれば、110万2,500円となります。
2,500円は5万円についた利子です。
利子に利子が付くことを「複利」といいます。
長期的に運用した場合、複利は雪だるま式に増えていき、より大きな複利効果を期待できるでしょう。
メリット2. 投資についてさまざまな経験を積める
20代から投資を始めてさまざまな経験を積むことで、生涯に役立つ投資スキルを身に付けられます。
また、20代は物事や知識を吸収しやすい年代でもあるので、知識をインプットするのもそう難しくはないでしょう。
投資は利益が出ることもあれば損失が出ることもあります。
「なぜそうなったのか?」と、原因や要因を学習することで将来的にも良い経験になります。
メリット3. 独身であれば投資にお金を割きやすい
独身であれば投資にお金を割きやすいのも利点です。
年を取るにつれ、結婚する可能性も高くなっていきます。
結婚や出産などで家庭を持つと自由に使えるお金も限られてきます。
投資の勉強に費やせる時間も少なくなるでしょう。
独身だと自由に使えるお金もそれなりにあり、勉強に費やす時間も確保できるはずです。
20代で独身だと気軽に投資できる点もメリットです。
20代から投資を始める上での注意点(デメリット)3選
20代から投資を始める際、下記の3点には注意しておきましょう。
- 元本割れリスクも考慮する
- 生活費を投資に回さない
- 怪しいセミナーには気を付ける
1つずつ解説していきます。
注意点1. 元本割れリスクも考慮する
投資は元本割れするリスクもあります。
なお、元本割れしても焦ってはいけません。
焦って売却することは、最もやってはいけないことです。
資産運用における投資は長期的な目線で見ることが大切です。
短期投資であるとリスクも大きくなりやすいですが、長期投資ではリスクが軽減されます。
言い換えると、短期的に見ると損をしていても、長期的に見ると得をしている可能性が高いのです。
一時の感情に左右されず、長期投資することを心掛けましょう。
注意点2. 生活費を投資に回さない
投資をする際、生活費は絶対に使ってはいけません。
あくまで余剰資金を使って投資をおこなうようにしましょう。
生活費を投資に回して破綻してしまえば本末転倒です。
病気やケガのときのためにも、予備費は必ず残しておきましょう。
また、余剰資金は全て投資に突っ込むのではなく、預金にも積み立てておくのがおすすめです。
預金は元本割れリスクがない上すぐに引き出せるので、利便性が高いです。
注意点3. 怪しいセミナーには気を付ける
「簡単に資金を増やせる」・「元本を倍にして返します」などを売り文句にしている、怪しいセミナーには気を付けましょう。
近年では、投資のセミナーで大金を騙し取られる被害も多発しています。
投資に興味を持つ若者を狙った手口が多く、勧誘やセミナーで巧妙にお金を騙し取ろうとしてきます。
セミナーに参加したい場合は、「信頼できる!」と確信してから参加することを心掛けましょう。
最初におすすめの投資は投資信託!
始めて投資をおこなう人におすすめしたいのが、「投資信託」です。
投資信託は、投資家から集めたお金をファンドマネージャー(資産運用のプロ)が運用し、その運用成果を投資額に応じて投資家へ分配する仕組みになっています。
投資信託は銘柄選びや取引をファンドマネージャーが代わりにおこなってくれるため、投資の知識がない初心者におすすめの投資方法です。
また、忙しい人でも気軽に投資できる上に、100円から積み立てられます。
投資信託は長期投資として資産運用に最適でもあり、投資の入り口にも最適な「万能の投資手段」といえるでしょう。
NISA・つみたてNISA口座を使えば利益が非課税に
投資を始める際、NISAorつみたてNISA口座を開設しておきましょう(※NISA・つみたてNISAはどちらか片方しか開設できません)
仮に投資信託をNISA・つみたてNISA口座で購入した場合、毎年上限金額までは非課税になります。
通常だと運用益(利益分)に対して20.315%の税金がかかるので、NISA・つみたてNISAは税金の面で大きな節税効果を見込めます。
NISA | つみたてNISA | iDeCo | |
---|---|---|---|
非課税投資枠(年間) | 120万円 | 40万円 | 約14~82万円(加入条件で異なる) |
控除対象(非課税) | 運用益 | 運用益 | 運用益・所得税・住民税 |
非課税期間 | 最長5年 | 最長20年 | 70歳まで |
投資可能期間 | 2023年まで(2024年~新NISAへ移行) | 2042年まで | 60歳未満まで |
投資対象商品 | 株式・投資信託 | 投資信託(金融庁の基準を満たしたもの) | 保険・定期預金・投資信託 |
途中引き出しの有無 | いつでも可能 | いつでも可能 | 原則60歳まで引き出し不可 |
金融機関の変更 | 年に1度のみ変更可能 | 年に1度のみ変更可能 | 変更可能 |
政府もNISAの拡充に向けて動いている
2022年現在、政府は「貯蓄から投資」へのシフトを進めるため、「資産所得倍増プラン」を推進する方針です(参照元:骨太の方針 NISA拡充など「資産所得倍増プラン」盛り込みへ | NHK | 経済安全保障)
資産所得倍増プランの中に、「NISAの抜本的な拡充」が挙げられています。
具体的な内容としては、「投資可能期間の撤廃」や「非課税投資枠の増加」などが予想されています。
政府は資産運用へ誘導させたいと考えており、投資・資産運用の重要さが改めて分かりますね。
また、NISAがさらに優遇されることで、より効率的に投資ができるようになるでしょう。
投資に不安があるなら「定期預金」から始めるのもアリ
投資に対して不安がある場合、「定期預金」から始めてみるのもアリです。
定期預金は普通預金とは異なり、事前に預入期間を決めて利用するのが特徴的です。
また、満期日までにお金を引き出せませんが、普通預金より高い利率が設定されています。
元本割れすることもないので、手堅く貯蓄できるでしょう。
定期預金でお金を一定金額貯めた後、貯蓄金額の一部を投資に回す方法もあります。
投資と定期預金はどちらの方が良いのか?
投資と定期預金、どちらの方が良い・悪いかは一概に言えません。
投資は一定のリスクを伴いますが、その分リターンも見込めます。
定期預金は手堅く貯蓄できますが、金利が非常に低いため、お金の増加は見込めません。
自分の目的(ライフプラン)や手元資金に応じて決めることをおすすめします。
とはいえ、将来の目的や方向性が具体的に定まっていない人も多いはず。
その場合、投資と定期預金の両方を活用してみても良いでしょう。
チャレンジ精神があるなら「不動産投資」も視野に入れよう
チャレンジ精神があるなら、「不動産投資」も視野に入れてみましょう。
不動産投資とは、物件を購入し、購入した物件を貸し出して収益を得る投資方法です。
自分が大家さん(貸主)になって、入居者(借主)に部屋を提供すると考えれば分かりやすいでしょう。
不動産投資は不労所得で稼げる上に、安定して収入を得られるので人気があります。
昔は大金が必要でしたが、銀行でローンを組んで購入できるようになり、始めるハードルは比較的低くなりました。
不動産投資を20代から始めた方が良い理由
20代で不動産投資を始めた場合、若いうちから安定した収入を享受できます。
若いうちから安定的に家賃収入を得られるようになれば、FIRE(早期リタイア)も現実味を帯びてきます。
また、20代で最長ローン(35年)を組んだとしても、働いているうちに返せる可能性が高いです。
返せる可能性が高いということは、融資の審査に通りやすくなることの裏返しでもあります。
20代は時間という資産が多く残されているため、そういったメリットを活かせば、生涯に渡って豊かな生活を送れるでしょう。
最初はREIT(不動産投資信託)から始めるのも手
「いきなり物件を購入するのは荷が重い」という人は、REIT(不動産投資信託)や不動産投資型クラウドファンディングから始めるのも手です。
REITは不動産投資の一種ですが、投資信託の不動産版ともいえます。
具体的には、投資法人が投資家から集めた資金で不動産を取得・運用し、賃料収入や売却益を投資家に分配する不動産投資です。
他には大勢の投資家が同じ物件に投資するといった特徴もあり、一般の不動産投資とは大きく異なります。
また、不動産の取得や運用・売却はプロ(投資法人)がおこなうので、安心して任せられるのも特徴的です。
投資を始めるのは早ければ早いほど良い!
この記事では、若いうちから投資を始める重要性や20代で投資をするメリット、最初におすすめの投資方法などを解説しました。
結論を言えば、投資を始めるのは早ければ早いほど良いです。
NISA・つみたてNISA口座を活用して投資信託をおこなえば、長期的に資産を増やしていけるでしょう。
チャレンジ精神がある方は、不動産投資もおすすめです。
何よりも行動することが大切なので、思い切って1歩踏み出してみましょう。
この記事が少しでも参考になったなら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
不動産投資型クラウドファンディング
不動産投資に興味があるけども、ローンを組んでまで投資をするのには【リスク】を感じる。
そんな方は、不動産投資型クラウドファンディングを試してみてください。
どちらの事業者も不動産投資を少額から始めてみる、試してみるにはピッタリな事業者だと言えます。
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