「不動産と株のメリットとデメリットを比較したい」
「不動産と株って何が違うの?」
「不動産投資と株式投資を選ぶポイントは?」
とお悩みではありませんか。
今回の記事では「不動産投資と株式投資の違い」や、「株と不動産のメリットとデメリット」について詳しく比較しながら解説します。
また、「不動産投資と株式投資を選ぶ際のポイント」についてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
不動産投資と株式投資の違いは?
まずは不動産投資と株式投資の違いを以下のポイントに絞り、比較しながら解説します。
- 違い①|収入の仕組み
- 違い②|資産の換金性(流動性)
- 違い③|価値の安定性
違い①|収入の仕組み
株式投資は銘柄の売買によるキャピタルゲインが主な収入源です。
株の場合は所有する銘柄の価格変動による売買差益を利用して稼ぐため、大きく稼ぐことができる反面、大きな損失を被るリスクがあります。
その一方、不動産投資の場合は家賃収入によるインカムゲインが主な収入源であるため、安定的に収入を得ることが可能。
そのため長期で安定的な資産運用を目指したいなら不動産投資が向いており、ハイリスクハイリターンを狙うなら株式投資が向いています。
違い②|資産の換金性(流動性)
株式投資の取引はネットが主流であり、簡単に売買が可能であるため資産の流動性が高いです。
そのため株の場合、所有している銘柄の資産価値が暴落したらすぐに売却することによって、損失を最小化することができます。
一方不動産の場合、業者へ売買依頼してから実際に決済が完了するまでにうまく進んでも数ヶ月が必要。
ただし不動産は資産の流動性が低い反面、経済情勢の影響をあまり受けることがなく家賃収入を得ることができるメリットがあります。
違い③|価値の安定性
株式投資の場合は銘柄の価格がリアルタイムで激しく変動するため、常に所有する株価をチェックする必要があります。
その一方、不動産は流動性が低い代わりに、建物や土地の価値が短期間で激しく変動するリスクはほとんどありません。
また土地と建物は実物資産であるため、インフレやデフレによる物価変動に強いのが特徴。
例えばインフレによって物価が上昇した場合、不動産価格も合わせて上昇するため、お金の価値が下がったとしても資産が目減りしてしまうリスクを抑えることが可能です。
反対にデフレで物価が下がって不動産の価格が下落してもお金の価値が上がるため、所有する資産が目減りしてしまうリスクを抑えることができます。
不動産投資のメリットとデメリット
ここからは不動産投資のメリットとデメリットについて順番に解説します。
- 不動産投資のメリット
- 不動産投資のデメリット
不動産投資のメリット
まずは不動産投資のメリットについて、以下の通りご紹介します。
- 不動産投資のメリット①|長期で安定的な収益が期待できる
- 不動産投資のメリット②|副業の場合は本業に専念できる
- 不動産投資のメリット③|レバレッジ効果の高い資産運用が可能
不動産投資のメリット①|長期で安定的な収益が期待できる
不動産投資は長期で安定的な収益が期待できるのが最大のメリットと言えるでしょう。
なぜなら不動産投資のメインは家賃収入であり、日本の経済情勢の影響をほとんど受けることなく定期的に入金されるから。
インフレやデフレの影響によって建物や土地の価格は変動してしまいますが、不動産のメインは売買益ではなく家賃収入です。
家賃は日本の経済情勢の影響をほとんど受けることなく、居住者がいれば毎月定額の家賃が振り込まれるため、不動産投資は長期で安定的な収益が期待できます。
不動産投資のメリット②|副業の場合は本業に専念できる
不動産投資を副業として始める場合、本業に専念することができるのは大きなメリットになるでしょう。
なぜなら建物管理やメンテナンス、契約の締結や家賃回収などの業務を外部へ委託することが可能だから。
また建物や土地の価格は株のようにリアルタイムで変動するものではなく、数年単位で変わっていくため、不動産の売買タイミングをゆっくり検討することができます。
このように物件の管理業務を専門業者へアウトソーシングしてしまえば、自分でほとんど作業をすることなく、本業に専念することが可能です。
不動産投資のメリット③|レバレッジ効果の高い資産運用が可能
不動産投資はレバレッジ効果の高い資産運用が可能です。
なぜなら金融機関から融資を受けることができれば、少ない資金でも大きな金額を運用することができるから。
一般的に金融機関から融資を受ける際、個人属性や収益物件の利回りなどの情報を基に査定されます。
そのため収益物件のエリアや築年数、利回りなどの情報がプラスに評価されて融資を受けることができれば、レバレッジ効果の高い投資が可能です。
不動産投資のデメリット
不動産投資のデメリットとしては、以下の内容を抑えておきましょう。
- 不動産投資のデメリット①|短期で大きく稼ぐのは難しい
- 不動産投資のデメリット②|資産の換金性(流動性)が悪い
不動産投資のデメリット①|短期で大きく稼ぐのは難しい
不動産投資は短期間で大きな利益を出すのは難しいのがデメリットです。
なぜなら不動産投資は売買による利益ではなく、家賃収入による収益がメインとなるから。
ちなみに現在の日本の不動産価格は非常に安定しており、数年後に資産価値が数倍になることは考えにくいでしょう。
また不動産の売買は業者に依頼してから決済完了するまでに数ヶ月は必要であるため、不動産投資は短期間で大きく稼ぐのは難しいと言えます。
不動産投資のデメリット②|資産の換金性(流動性)が悪い
不動産は株のように柔軟に売買することが非常に難しく、流動性が悪いのがデメリットです。
なぜなら不動産の売買はスムーズに進んでも数ヶ月単位の期間が必要だから。
ちなみに一般的な不動産売買の流れは、以下の通りです。
【不動産売買の流れ】
- 不動産業者を経由して買主と売主を見つける
- 買主による現地調査
- 売買契約の締結
- 物件の引き渡しと決済
- 土地と建物の登記
不動産投資で事業拡大を目指すには金融機関から融資を受けることが必須であり、ローンの残債と借入余地のバランスによって、次の融資が可能かどうかが判断されます。
そのため、一気に収益物件を購入して事業拡大をすることができません。
株式投資のメリットとデメリット
次は株式投資のメリットとデメリットについて順番に解説していきます。
- 株式投資のメリット
- 株式投資のデメリット
株式投資のメリット
まずは株式投資のメリットとして以下のポイントを抑えておきましょう。
- 株のメリット①|分散投資がしやすい
- 株のメリット②|銘柄によって株主優待を受けられる
株のメリット①|分散投資がしやすい
株は分散投資がしやすいというメリットがあります。
なぜなら銘柄によっては数千円から購入できるものがあり、複数の銘柄を同時に所有することが容易だから。
例えばエネルギー業界、IT業界、食品業界、エンタメ業界など、様々な業界の株に分散投資しておけば、特定の銘柄が暴落してしまっても全体的な資産へのダメージを抑えることができます。
また株価指数と同じ値動きを目指すインデックスファンドに投資すれば様々なジャンルを網羅しているため、自動的に分散投資が可能です。
株のメリット②|銘柄によって株主優待を受けられる
所有する銘柄によっては、株主優待を受けられるのが株式投資の独自メリットだと言えるでしょう。
なぜなら企業によっては投資家に特典として、自社商品や商品券などを定期的にプレゼントしてくれるから。
場合によっては投資額の数%に匹敵する優遇を受けられるケースもあり、株主優待を目当てに株を購入する投資家も多いです。
特に食品業界の株主優待が人気を集めており、自分好みの特典を期待して投資する資産家がどんどん増えています。
株式投資のデメリット
次は株式投資のデメリットを以下の通り解説します。
- 株のデメリット①|値動きの幅が大きい
- 株のデメリット②|信用取引のリスクが高い
株のデメリット①|値動きの幅が大きい
株式投資は各銘柄の値動きの幅が大きいのがデメリットです。
なぜなら過去のリーマンショックやコロナショックなどの経済情勢によって、株価が一気に下がってしまう企業が存在するから。
特に個別銘柄に投資している場合、経済情勢に加えて企業の業績がプラスされて株価に影響するため、短期間で価値が半減してしまうケースもあります。
また株を所有している企業が倒産すると、基本的にその会社の株の価値はゼロとなってしまうため注意が必要です。
株のデメリット②|信用取引のリスクが高い
株式投資では信用取引によるリスクが高いのがデメリットです。
なぜなら株価は経済情勢によってリアルタイムで価格が変動するため、口座の証拠金不足による強制ロスカットになる可能性があるから。
実は株式投資の場合でも信用取引によるレバレッジをうまく活用すれば、自己資金よりも大きな金額で資産運用することができます。
ただし自分の許容範囲をオーバーしたレバレッジをかけて運用して株価が暴落してしまうと、強制決済が行われて大きな損失を被るリスクがあることはよく覚えておきましょう。
不動産投資と株式投資を選ぶ際のポイント
最後に不動産投資と株式投資を選ぶ際のポイントをご紹介します。
- 不動産投資はこんな人におすすめ
- 株式投資はこんな人におすすめ
不動産投資はこんな人におすすめ
以下の項目に当てはまる方は不動産投資がおすすめです。
- 不動産投資がおすすめ①|長期で手堅く資産運用したい人
- 不動産投資がおすすめ②|レバレッジ効果の高い投資をしたい人
- 不動産投資がおすすめ③|できる限り手間隙をかけずに投資をしたい人
不動産投資がおすすめ①|長期で手堅く資産運用したい人
不動産投資は長期で手堅く資産運用したい人に非常に向いています。
なぜなら不動産は建物と土地の実物資産であり、経済情勢の影響によって資産価値が急にゼロになってしまうリスクは考えにくいから。
仮に日本の景気が悪くなったとしても、過去に家賃が急激に下がった例はありません。
またインフレによって物価が上昇した場合、不動産の価格も一緒に上昇するため、不動産は経済情勢に非常に強く手堅い投資であると言えます。
不動産投資がおすすめ②|レバレッジ効果の高い投資をしたい人
不動産投資はレバレッジ効果の高い投資をすることが可能です。
なぜなら金融機関から融資を受けることによって、自己資金を大きく超えた投資が可能になるから。
個人属性や収益物件の条件にもよりますが、頭金を10〜30%ほど用意することによって、金融機関から年収の7〜10倍程度の融資を受けることが可能です。
株の場合は金融機関から融資を受けるのはかなり難しいですが、不動産は建物と土地を担保にすることでレバレッジ効果の高い投資ができます。
不動産投資がおすすめ③|できる限り手間隙をかけずに投資をしたい人
可能な限り自分の手間をかけずに投資をしたいなら、不動産投資がおすすめです。
なぜなら物件購入後の管理業務を専門の業者にアウトソーシングすることが可能だから。
例えば物件エリアに近い不動産管理業者に委託料を支払うことで、以下の業務を任せることができます。
【管理業者への業務委託例】
- 新しい入居者の募集
- 家賃滞納時の催促
- 契約更新の締結
- 退去後のクリーニング
- 建物の大規模修繕
※各管理業者によって金額や条件は異なります
このように不動産は物件購入後の管理業務をアウトソーシングできる仕組みが整っているため、ほとんど自分の手間をかけずに資産運用することができます。
株式投資はこんな人におすすめ
次は株式投資に向いている人の条件をご紹介します。
- 株式投資がおすすめ①|まずは少額から資産運用したい人
- 株式投資がおすすめ②|ネットで簡潔に取引士たい人
株式投資がおすすめ①|まずは少額から資産運用したい人
まずは少額から資産運用を始めたいのであれば、株式投資がおすすめです。
なぜなら安い銘柄なら数千円のコストで購入することができるため、少額から資産運用を始めることが可能だから。
株式投資を始めるには証券会社に自分の専用口座を開設し、自己資金を入金すればすぐに始めることができます。
まずは少額で投資の全体的な感覚を掴んでから、大きな金額でチャレンジしたい方は株式投資が向いているでしょう。
株式投資がおすすめ②|ネットで簡潔に取引士たい人
ネットを使って簡単に取引をしたい方は、株式投資がおすすめです。
なぜなら株の売買はネット取引が主流であり、スマホやパソコンで簡単に銘柄を売買することが可能だから。
実は株の売買は店舗による対面取引よりも、インターネット取引による手数料の方が割安であるため非常にお得です。
また、現在は各証券会社のサイトや専用アプリが充実しているため、面倒な手続きをしなくても気軽に株を売買することができます。
まとめ
今回の記事では「不動産投資と株式投資の違い」や、「株と不動産のメリットとデメリット」について詳しく解説しました。
株式投資は各銘柄がリアルタイムで大きく変動するため大きく稼げる可能性がある反面、大切な資産を失ってしまうリスクも大きいという特徴があります。
その一方で不動産投資は株のように柔軟に売買することはできませんが、経済情勢に非常に強く長期に渡って安定的に家賃収入を得ることが可能です。
長期で手堅く資産運用したい人、できる限り手間をかけずに投資がしたい方は、ぜひ不動産投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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