「不動産投資を始めるのにおすすめの地域はある?」
「不動産投資で失敗しない地域を選ぶポイントや条件について詳しく知りたい」
「絶対に手を出してはいけない危険な地域とは?」
とお困りではありませんか。
この記事では「不動産投資でおすすめの地域」や、「失敗しない地域や条件を選ぶポイント」について詳しく解説します。
また「不動産投資で絶対に手を出してはいけない危険な地域」についてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
不動産投資でおすすめの地域
まずは不動産投資を始めるのにおすすめの地域を、理由とセットで詳しく解説します。
- おすすめ地域①|池袋
- おすすめ地域②|城東エリアの台東区・墨田区・江東区
- おすすめ地域③|神奈川県川崎市
- おすすめ地域④|埼玉県さいたま市
- おすすめ地域⑤|愛知県名古屋市
- おすすめ地域⑥|京都・大阪・神戸の京阪神エリア
おすすめ地域①|池袋
東京23区内で不動産投資を始めるなら、ターミナル駅のある池袋がおすすめです。
なぜなら池袋は交通アクセスの利便性が非常に良いにも関わらず、新宿や渋谷よりも土地相場が1〜3割ほど安いから。
例えば毎年国土交通省が発表している2022年の地価公示は以下の通りです。
【2022年|地価公示データ】
地目 | 渋谷区 | 新宿区 | 豊島区(池袋) |
---|---|---|---|
住宅地 | 1,334,923 円 | 816,828 円 | 644,826 円 |
商業地 | 7,078,182 円 | 4,825,041 円 | 2,174,344 円 |
(参考) 地価公示・地価調査(基準地価)マップ
上記のように抜群の交通の利便性があるにも関わらず地価が割安であるため、東京23区内で不動産投資を始めるなら池袋がおすすめです。
おすすめ地域②|城東エリアの台東区・墨田区・江東区
東京23区内で比較的参入しやすいのが、城東エリアの中でも台東区・墨田区・江東区です。
なぜなら城東エリアの中でも台東区・墨田区・江東区は今後も人口増加が続くと予想されており、安定した家賃収入が期待できるから。
ちなみに城東エリアの特徴は、風情のある下町や観光地、さらには近代都市が密集しており、地下鉄も利用可能で道路も綺麗に整備されているため、交通アクセスが良いのがメリット。
このように「将来的な人口増加」と「交通アクセスの良さ」は、どんな地域においても不動産投資で成功する鉄板条件です。
おすすめ地域③|神奈川県川崎市
東京23区のように不動産価格が高いエリアを避けたい方は、「神奈川県川崎市」が非常におすすめです。
なぜなら川崎駅は電車で20分程度で東京や品川へアクセス可能であり、単身者が都内へ通学したり通勤したりするのに便利だから。
ちなみに川崎駅には家電量販店や、ファストファッションなど若者に人気のお店も多いため、わざわざ都内へ出かけなくても十分ショッピングを楽しむことができるのも大きなメリットです。
さらに川崎エリアは都市開発が進んでおり、新規のオフィスビルやホテルの開業によって今後さらに街全体として利便性の向上が期待できます。
おすすめ地域④|埼玉県さいたま市
少しでも地価が安い地域を探しているなら、「埼玉県さいたま市」がおすすめです。
なぜならさいたま市の中心である大宮は、東京や新宿まで30分以内でアクセス可能であり、神奈川県よりも地価が安いから。
さらに大宮周辺には大きな商業施設や、有名飲食チェーン店が集まっているため、都内まで出かけなくても美味しいゴハンやショッピングを楽しむことができます。
また都内と比較すると土地相場や家賃が安いため、特に若い世代のファミリー層にとって非常に人気です。
このようなファミリー層は一度入居すると単身者よりも長く住んでくれる傾向があるため、家賃収入としても安定するのがメリット。
おすすめ地域⑤|愛知県名古屋市
これから不動産投資を始めるなら、「愛知県名古屋市」も非常におすすめです。
なぜなら名古屋は2027年のリニア中央新幹線開業に向けて、急速に再開発が進められており、今後の賃貸需要アップが期待できるから。
特に名古屋の2大都市である「名古屋駅周辺」と「栄エリア」は、ここ数年で民間の再開発が盛んに行われており、街として目まぐるしい進化を遂げているのが大きなメリット。
またコロナウイルスによるフルリモートワークの企業もどんどん増えており、大阪にも東京にもアクセスしやすい名古屋に興味を持つ人がどんどん増えることが期待されています。
おすすめ地域⑥|京都・大阪・神戸の京阪神エリア
関西で不動産投資を行うなら、「京都・大阪・神戸の京阪神エリア」が非常におすすめです。
なぜなら京阪神エリアの人口は、東京に次いで2,000万人もいるから。
実は現在の日本国内において人口100万人以上の都市は以下の11都市が存在します。
【人口100万人以上の都市】
- 札幌市
- 仙台市
- 横浜市
- 川崎市
- さいたま市
- 名古屋市
- 京都市
- 大阪市
- 神戸市
- 広島市
- 福岡市
つまり上記の通り3/11が関西圏です。
また京都・大阪・神戸の3つのエリアは、電車でそれぞれ30分圏内であるため、ビジネスや観光などお互いに地域連携がしやすいというメリットがあります。
不動産投資で失敗しない地域や条件を選ぶポイント
次に不動産投資で失敗しない地域や条件を選ぶポイントについて詳しくご紹介します。
- ポイント①|単身者の賃貸需要がある地域
- ポイント②|住みたい街ランキング上位の地域
- ポイント③|最寄りの駅から徒歩7分圏内
- ポイント④|地方を狙うなら人口100万人以上を狙う
- ポイント⑤|ニーズにマッチした設備が備わっている
ポイント①|単身者の賃貸需要がある地域
優良物件を選ぶ一つのポイントとして、「単身者の賃貸需要が大きい地域」がおすすめです。
なぜなら独身の学生や社会人にとって住みやすい地域の条件は、空室リスクが小さくなる傾向があるから。
例えば渋谷や新宿などの人気のターミナル駅に30分以内でアクセスできる地域は、通勤や通学が楽であるため非常に賃貸需要があります。
また近隣にコンビニや飲食チェーン店、ドラッグストアなどがある地域も単身者が生活するのに便利です。
特に独身の社会人は残業で帰宅が深夜になるケースも多く自炊ができないため、深夜まで営業している飲食店があると入居が決まりやすい傾向があります。
ポイント②|住みたい街ランキング上位の地域
不動産投資で人気のあるエリアをリサーチしないなら、「住みたい街ランキング上位の地域」を調べるのがおすすめです。
なぜなら住みたい街ランキングは、毎年大手の賃貸サイトが統計を取っており、各エリアごとの賃貸需要を数値データで把握することが可能だから。
ちなみに「suumoの住みたい街ランキング2022(関東)の統計データ」は以下の通りです。
- 横浜 (1548点)
- 吉祥寺(1046点)
- 大宮 (1014点)
- 恵比寿(991点)
- 浦和 (677点)
- 目黒 (671点)
- 新宿 (661点)
- 品川 (658点)
- 池袋 (653点)
- 鎌倉 (589点)
このように住みたい街ランキングを参考にすれば、数値データとして各地域の賃貸需要を把握することが可能であり、賃貸需要のないエリアを避けることができます。
ポイント③|最寄りの駅から徒歩7分圏内
投資する地域を選ぶ際は、「最寄りの駅から徒歩7分圏内」を徹底するのがおすすめです。
なぜなら不動産業者の資料で「徒歩10分」と記載されている場合、実際は10分以上かかってしまうケースが非常に多いから。
実は不動産業者のチラシに記載されている「徒歩◯分」という表記は、Googleマップなどで実際に歩く距離を測定し、「80mあたり徒歩1分」と規約によって定められています。
ちなみに80m以下の端数は切り捨てずに1分としてカウントするルールです。
つまりチラシに掲載されている情報は、信号待ちなどは全く考慮されていないため注意が必要。
体感として徒歩10分以上かかってしまうと駅から遠いと感じる人も多いため、「徒歩7分圏内のルール」を徹底して物件を探すと、単身者の賃貸需要が多い物件を見つけることが可能です。
ポイント④|地方を狙うなら人口100万人以上を狙う
もし地方の物件を検討しているのであれば、「人口100万人以上の都市」がおすすめです。
なぜならある程度規模の大きい都市でないと、不動産の賃貸や売買の取引がビジネスとして成立しないから。
地方の人口が少ないエリアだと空き家や賃貸物件の空室率が増える傾向があり、一方で人口が多いエリアほど賃貸需要が大きく、不動産売買も活発に行われています。
不動産投資の勉強を始めると最初はどうしても利回りだけを気にしてしまいますが、「将来的に賃貸需要があるか?」をしっかり見極めておかないと長期的な資産運用は厳しいでしょう。
ポイント⑤|ニーズにマッチした設備が備わっている
不動産投資で失敗しない優良物件を見極める大事なポイントが、「居住者のニーズにマッチした設備が備わっているか?」ということです。
なぜなら居住者のニーズと物件の設備がミスマッチだと、なかなか新規の居住者が決まりづらくなってしまうから。
例えば単身者向けのワンルームマンションだと、「お風呂の追い焚き機能」はあまり需要がありませんが、「インターネット無料」や「宅配ボックス」があると非常に喜ばれます。
一方ファミリー向けの物件の場合、広々としたリビングやウォークインクローゼットなどの収納が充実していないと、なかなか次の入居が決まりません。
このように不動産投資では、各地域のターゲットのニーズをよくリサーチして、居住者のニーズを満たす設備をよく見極めることが不動産投資成功のポイントです。
不動産投資で絶対に手を出してはいけない危険な地域とは?
最後に不動産投資で絶対に手を出してはいけない危険な地域に関してご紹介します。
- 危険地域①|お台場・東雲・豊洲などの湾岸エリア
- 危険地域②|自然災害のリスクがあるエリア
危険地域①|お台場・東雲・豊洲などの湾岸エリア
不動産投資で手を出さない方が無難である代表的な地域が「お台場・東雲・豊洲などの湾岸エリア」です。
なぜなら東京オリンピック後、不動産価格が大暴落するという予測がある一方で、インフラ整備によって大きく需要が伸びるという逆の意見もたくさんあるから。
ちなみに2022年の現在、湾岸エリアの不動産価格が上昇するのか、下降するのかは全く誰にも検討がつかない状態となっています。
このように湾岸エリアは不動産価格の不確定要素があまりにも多く、リスクの大きさに対するリターンが期待しにくいため、不動産投資としてはおすすめできません。
危険地域②|自然災害のリスクがあるエリア
不動産投資を始めるなら、「自然災害のリスクがあるエリア」は、徹底的にリサーチして避けなければいけません。
なぜなら地震や大規模な水害によって所有する建物が損壊する懸念があり、最悪の場合だと居住者が命を失ってしまうリスクがあるから。
あなたも局所的な集中豪雨によって、大規模な水害が発生したニュースを目にしたことがあるはずです。
実は各自治体は過去の水害実績や土地の標高を基準に「ハザードマップ」を作成しており、役所で直接尋ねることでより詳しい話を聞くことができます。
もちろん水害だけではなく、大規模な地震や液状化現象にも注意が必要であり、特に河川が近くにある地域は液状化に関する情報を徹底的にリサーチしておきましょう。
ちなみに地震や液状化に関する情報も各自治体のホームページや役所で確認することができるため、自然災害に関する情報はしっかり調べておくのがおすすめです。
まとめ
今回の記事では「不動産投資でおすすめの地域」や、「失敗しない地域を選ぶポイント」について詳しく解説しました。
不動産投資において、古い設備はお金をかけることで修復可能ですが、「投資した場所」は購入後に一切変更することができません。
つまり不動産投資では、「投資する地域の選定」は絶対にミスが許されないということです。
もちろん今回の記事でご紹介した地域以外でも不動産投資で成功している方はたくさんいますが、まずは「人口の多い地域」で不動産投資を始めるのが鉄板でしょう。
これから不動産投資を始めようと検討している方は、「単身者に人気のある地域と物件を探すこと」から始めてみてはいかがでしょうか。
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