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検証!不動産投資の物件はポータルサイトだけで探せるか?

検証!不動産投資の物件はポータルサイトだけで探せるか?

昔であれば不動産は不動産会社に行って探した物でした。探すのは紙の資料からだったので、時間も手間も掛かった物でした。

しかし、今ではその様な作業も様相が変わりました。ネットでの情報収集が可能となったのです。特に、今ではスマホなどでも調べることが出来るので、非常に利便性が上がっています。

さて、ネットでの不動産情報の収集にはポータルサイトが良く使われます。ポータルサイトは物件探しに便利…なのですが、投資用物件を探す場合には、どれくらい有効なのでしょうか。

そこで、ここではポータルサイトのメリットとデメリットなどを取り上げ、物件探しがポータルサイトだけで可能なのかを考えてみます。

今はWEBサイトやポータルサイトの利用は当たり前の時代です。賃貸ならWEBだけで探せてしまう事もちらほらあります。不動産投資物件も果たしてそうなのでしょうか?

不動産関連のポータルサイトについて

まずはポータルサイトの特徴について挙げてみましょう。

不動産関連のポータルサイトについて

運営会社がしっかりしている

まず挙げられるのが「運営会社がしっかりしている」点です。

不動産取引は非常に高額な金銭の動く物。ですから、情報の提供者もしっかりしてもらわなければ困ります。これが例えば小さい資本のサイトであったら、いつ閉鎖されるかも分かりません。しかも、運営会社の倒産リスクも心配されることでしょう。

しかし、ポータルサイトの運営母体は経営のしっかりしている会社。倒産のリスクも低く、サイトの閉鎖リスクもあまり考える必要がありません。安心して使うことが出来るのです。

スマホでも利用が可能

今のネット社会は、昔のインターネットと次元そのものまでが異なっていると言えるでしょう。昔であればパソコンを開かなければ接続は出来ませんでしたが、今ではスマホでも接続可能。ネットが個人にグッと近づいたのです。

さて、ポータルサイトはスマホでも利用出来ます。

確かに画面の関係上、写真のチェックなどにスマホでは少々難がありますが、それでもディテールを読み取ることは可能。利便性は高いのです。

ちなみに、スマホでの利用が可能と言うのは、隙間時間での利用が出来ることを意味しています。昼休みを利用して…だけでなく、通勤電車などでも調べることが出来るのです。

不動産会社への連絡も簡単

不動産情報は物件を調べるだけでは不十分です。と言うのも、不動産会社に連絡が付かなければ、契約などの具体的な話にならないからです。ですから、物件情報と共に、その会社にスムーズに連絡が出来るシステムが望まれます。

さて、今のポータルサイトには物件を取り扱う不動産会社も掲載されています。そして、スマホであれば、その電話番号を使って簡単に問い合わせることが可能です。

不動産探しはスピードが望まれる時があります。ポータルサイトを利用すれば、検索から連絡まで、非常にスピーディーに進められます。

写真での確認も可能

昔であれば、不動産を調べるためには不動産会社に赴き、物件の内見が必要でした。

しかし、今のポータルサイトには物件の写真が多く掲載されているので、物件の状況を把握しやすくなっています。

確かに不動産の確認は現地に行かなければなりません。しかし、ポータルサイトで見られる写真を参照すれば、より多くの物件の確認が可能。不動産探しに非常に役に立つのです。

不動産探しにポータルサイト利用のメリット

それでは、ポータルサイトの利用には、どの様なメリットがあるのでしょうか。代表的な物を挙げてみましょう。

不動産探しにポータルサイト利用のメリット

得られる情報量が多い

ポータルサイトのメリットは、何と言っても得られる情報の多さです。

収益用物件は不動産情報全体の中でもある程度は絞られますが、それでも数万件のヒットが望めます。そして、サイト内でリスト化されるので、投資家はその中から自分に合った物を選べば良い訳です。

この作業を自分の足で探さなければならないことを考えるならば、本当に途方に暮れてしまいます。1日の内で調べられる件数も少ないでしょうから、本当に効率が悪かったことでしょう。

しかし、ポータルサイトであれば大量の情報の入手が可能。非常に便利です。

素早く探せる

素早く探せることもメリットの1つです。

昔の不動産探しは不動産会社に行って営業マンに自分の希望を説明し、その上で資料を見ながら選ぶ物でした。調べるのが紙ベースの資料であれば、1枚ずつ開かなければならないので、それだけの手間が必要だったのです。しかも、物件は細かい部分までチェックしなければなりません。実に骨の折れる作業が必要だったのです。

しかし、ポータルサイトを利用するならば、素早く探すことが可能。情報を引き出すのも瞬時で、しかもリスト化されるので、情報収集が素早く出来るのです。

遠隔地の調査も可能

不動産投資の場合、購入すべき物件が自分の住んでいる街にあるとは限りません。離れた土地の物件を購入すべき時も多いのです。特に、地方に住んでいる投資家の場合、近隣に利回りの良い物件を探すことが困難なケースも多いです。

さて、ポータルサイトであれば遠隔地の情報を入手することが可能です。

例えば、北海道在住の投資家が首都圏の物件を探すことが、手元のスマホなどでも可能なのです。ポータルサイトで物件を検索し、そこに掲載されている不動産会社に連絡すれば、商談をスタートさせることが出来ます。

確かに土地勘や現地のチェックは必要ですが、手軽に遠隔地を探せるのは、やはり大きなメリットです。

条件を絞ることも出来る

投資用物件を購入する時は物件の条件を絞ることが必要です。どの地域に位置するか、予算はどれくらいかなど、自分の目的とする物件を探さなければならないからです。

さて、ポータルサイトであれば、この様な条件設定も可能です。

地域や予算などばかりでは無く、利回りを設定出来る物もあります。ですから、非常に効率良く探すことが可能なのです。

投資家によってはローンの都合などから、予算を相当に検討しなければならない人もいるでしょうが、ポータルサイトであれば、その様な検索も手軽です。

細かい情報までチェック出来る

今のポータルサイトは物件の細かい部分の情報まで掲載されています。物件の所在地、最寄り駅、構造などの基本情報はもとより、表面利回りなどの情報も。しかも、ネットであればシミュレーションも続けて可能なので、深い部分まで調べることが出来ます。

ちなみに、首都圏の物件の場合、交通機関が複雑な場合が多いです。この点、ポータルサイトであれば、首都圏の主要駅までの交通も記載されているので便利です。

不動産投資でポータルサイト利用のデメリット

ポータルサイトは非常に便利なのですが、やはりデメリットもあります。

不動産投資でポータルサイト利用のデメリット

代表的なデメリットを挙げてみましょう。

先着が居る場合がいる

ポータルサイトは端末を持っていれば基本的には誰でも見ることが出来ます。つまり、同じポータルサイトに複数人がアクセスしていることになるのです。そして、不動産会社への連絡や申込みなどは早い者勝ちです。ですから、仮に良い物件を見つけたとしても、その物件には先着が居る可能性もあるのです。

良い物件を見つけた場合には素早い決断をしなければなりません。決断にはスピードも求められるのです。

デメリットまで書いているとは限らない

物件には多かれ少なかれ問題点がある物です。時として、不動産投資に利用するのには重大な場合もあります。

ところで、ポータルサイトには様々な情報が記載されていますが、デメリットとなる条件まで書いているとは限りません。

確かに、物件に関する問題点があれば全部の説明がされます。しかし、ポータルサイトで見た段階では、デメリットについてまでは分かりません。誤解してしまう場合もあります。

周辺の雰囲気まで分からない

ポータルサイトの情報には、駅までの距離や周辺に学校やショッピングセンターなどはあるでしょうが、あくまでも情報はそこまで。物件周辺の雰囲気などまでは分かりません。

例えば、物件の周辺に大きな道路や鉄道が通っていれば、振動や騒音が問題になるでしょうし、もしかしたらカルト宗教の施設などもあるかも知れません。

ちなみに、不動産の契約においては瑕疵についても説明がありますが、街の雰囲気などはグレーゾーンになることもあります。買った後で気が付いた…と言った事態もあり得るのです。

おとり広告の可能性がある

おとり広告、つまり実際には無い物件を、ある様に見せる広告は法律違反です。ポータルサイトの物件情報には、おとり広告の物も少数ながらあります。

おとり広告の手口は、好条件の物件情報で客を釣り、別の物件での契約を勧誘すると言うもの。宅建業法違反に当たります。

ただし、今ではポータルサイト側でも、おとり広告の撲滅に注力しているため、全体的な数は減っていると言われます。

しかし、撲滅は完全では無いため、やはり注意は必要です。

ポータルサイトだけで投資用物件は探せるか?

この様に、ポータルサイトには魅力的なメリットと気を付けるべきデメリットがあります。付き合い方に注意をすれば、非常に優れたツールになることも分かります。

ポータルサイトだけで投資用物件は探せるか?

それでは、物件探しはポータルサイトだけで終わらせることが可能なのでしょうか。

現地の確認はやはり必要

ポータルサイトで情報を聞き、物件の問題点などに関しては不動産会社からの説明を聞けば大丈夫とも思えるかも知れませんが、やはり現地の確認はすべきです。

例えば、物件情報に「日当たり良好」との記載があったとしても、それも確認すべきです。日当たりが強すぎる場合には、室内の気温が上がり過ぎるからです。

また、「駅から近い」とあったとしても、あまりに近過ぎて電車の騒音が激しい場合もあり得ます。

いずれの条件も現地に行かないと分からない物です。やはり現地確認は重要なのです。

瑕疵が隠れている場合もある

物件には時として瑕疵が隠れている場合もあります。目立たない部分に破損があったり、設備の動きに問題があるなど、実際に使ってみないと分からない物もあるのです。この様な物件に当たるのは、やはり避けたいところです。

そして、この様な物件を避けるためには、やはりポータルサイトよりも1歩踏み込んだ確認が必要です。

確かに隠れた瑕疵に関しては契約不適合責任を追求すれば良いのかも知れませんが、時間と費用の手間ですので、避けるのに越したことはありません。ポータルサイトだけによる判断は、やはり安全では無いのです。

周辺環境が悪いことも

不動産の周辺環境が悪い場合もあります。例えば、騒音、振動、悪臭などです。

騒音や振動などは地図があれば、非常に難しくはありますが…ある程度は推測出来るかも知れません。幹線道路の有無と距離、鉄道が走っている状況などは地図を見れば一応の情報は得られます。

しかし、例えば悪臭などは現地に行かなければ分かりません。しかも、例えば焼き鳥屋、ラーメン屋などの食べ物屋から来るニオイが悪臭と感じてしまうこともあり得るのです。

いずれにせよ、それらの条件を確認するためには現地に行くのが一番。ポータルサイトだけでは済まないのです。

地域の風紀なども調査が必要

住環境の質を考えるならば、物件周辺の風紀も非常に大切です。

例えば駅に続く繁華街の近くの物件であれば、駅へのアクセスにも買い物にも便利かも知れません。

しかし、毎晩の様に酔っ払いがウロウロしたり、ケンカ騒ぎがあったとしたら、住環境としては良好とは言えません。

そして、風紀に関してはポータルサイトでは調べることが、まず不可能です。

風紀のチェックにおいても、やはり現地に行くことが重要なのです。

まとめ

ポータルサイトについて取り上げました。

大量の物件情報を得られるメリットがある反面、様々なデメリットも抱えることが掴めたことと思います。また、ポータルサイトは万能では無いことも理解出来たことでしょう。

しかし、ポータルサイトが有用なことは間違いありません。メリットとデメリットを理解した上での使用であれば、大きな戦力になることは間違いないのです。ぜひ、サイトの特性を理解して、情報収集に臨みましょう。

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