torma
メーカー勤務のかたわら、投資家として株式・不動産投資など15年以上のキャリア。 保有資格は簿記2級、フィナンシャルプランナー3級など。 年収500万円からの資産形成『節約・副業・投資ブログ』管理者。
FPに聞いてみた
近年の社会情勢は、少子高齢化による年金問題や、コロナウイルスによる景気の悪化など将来への先行きが不透明で、お金の不安を持つ人が増えてきています。
そんな中で、20代や30代の若い層の間でも投資に取り組む人が増えています。
ですが世の中の投資方法は、株式投資や不動産投資、FX、仮想通貨など様々な商品が存在していて、それぞれに違った特徴があります。
すべての特徴を理解して、投資に取り組むのは多くの時間や手間がかかり、初心者の方が選ぶのは大変難しくなっています。
「どの投資法に取り組めばリスクが低く、高いリターンが得られるのだろう?」
「様々な資産に簡単に分散投資できたら、自分で選ぶ手間がかからないのに。」
そういった悩みを抱えている方に、「バランスファンド」という金融商品を紹介していきます。
もくじ
それではバランスファンドの基本的な知識、特徴などを解説していきます。
株や債券、REITなどの複数のタイプの金融商品にまたがって運用ができる投資信託です。
最近では金などの商品に資産配分できるバランスファンドも設定されています。
バランスファンドの資産の中ではさらに細分化されていて、同じ株であっても日本国内や新興国、先進国など、世界中広く投資先を分散しているものも多くあります。
債券やREITも同様に国内に限らず、世界各国に分散して投資しているものがあります。
初心者はもちろん、それ以外の投資家でもこれだけ幅広い商品について、知識を学ぶことは、なかなか難しいことです。
手数料や信託報酬は、インデックス投資より少し高くはなりますが、1つのファンドを買うだけで、世界各地の様々な金融商品に分散投資ができる投資信託です。
一般的な投資信託は、「株式型投資信託」「債券型投資信託」「REIT型投資信託」というように、それぞれの金融商品ごとにファンドが分かれています。
バランスファンドは例えば、株式50%、債券30%、REIT20%のように、複数の金融商品にまたがって1つのファンドで投資ができます。
また株や債券、REITに含まれる商品は運用する証券会社のアナリストなど、プロが収益性や安定性をもとにバランスを考えて選定しています。
初心者におすすめするバランスファンドの特徴
同じバランスファンドでも、複数の金融商品・投資先の地域などでどのように投資配分を設定するかで様々な種類があります。
また運営する証券会社など金融機関、手数料・信託報酬の違い、分散する銘柄数なども、それぞれのファンドで異なります。
中には株とREITで合計80%以上構成されている積極型のバランスファンドや、REITは投資先に含まずに債券を半分以上で運用する安定型のバランスファンドなどもあります。
どのファンドが収益性や安定性など優れていて、投資に最適かを決めるのは難しいのですが、初心者におすすめなファンドの特徴は以下の通りです。
具体的なファンド名を挙げると、例えば「ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)」というファンドは、手数料は0.14%と低く、以下のような投資配分がされていて、分散性の高い商品です。
実際の資産配分は株式・債券・REITにまたがっていて、国内・先進国・新興国にまったく同じ配分に分けられています。
それでは具体的にバランスファンドが初心者におすすめの理由を解説していきます。
まず初心者のうちは、いきなり高額の資金をリスクのある金融資産に投資するのは危険です。
そのため小額で始めらえる商品を選んで、少しずつ投資額を増やして慣れていく必要があります。
その点でいうと、バランスファンドは毎月コツコツと小額で積立投資ができます。
例えば楽天証券の「積立投信」という制度を使うと、毎月100円から積立投資を始められます。
引き落とし方法を設定しておくだけで、毎月決まった日に自動的に証券会社が指定したファンドの買い付けを行ってくれます。
さらに楽天カード決済にすれば、100円につき1ポイントの楽天ポイントが受け取れます。
初心者には手間がかからず、続けられやすいシステムなのでお勧めです。
投資初心者のうちは、自分で企業分析をしたり、不動産投資先の収益性を判断することは難しいです。
また少し経験を積んだ投資家であっても、偏った知識で投資先を選んで、手痛い失敗をしてしまうこともあります。
バランスファンドの場合は、証券会社などの運用のプロが「ファンドの目的」に沿って、収益性やリスクを考慮して投資銘柄、組み入れ比率を考えて選定している金融商品です。
プロであれば必ず収益を上げられるわけではありませんが、初心者の知らない投資理論を学び、常に社会情勢に目を向けて市場をチェックしている専門家に運用を委託する方が、安心感があると思います。
バランスファンドはこれまでも述べた通り、複数の金融資産や国にまたがって1つのファンドで投資ができます。
分散投資をすると、何か大きなアクシデントで1つの金融商品が値下がりしても、その他の資産が値下がりせずに、全体でダメージを抑えることができます。
それでは実際に、分散投資をしたときに投資のリスクが下げられるのかというと、過去の暴落時の値動きで比較することができます。
例えば2007年に起きたリーマンショックの際の下落率を比較します。
リーマンショックのような歴史的に見ても、大きなアクシデントではほとんどすべての資産が暴落しました。
そのため分散投資をしているバランスファンドでも、約半分の価値まで下落しています。
インデックスファンドとバランスファンド、どちらも大きな値下がりを記録してはいますが、値下がりの小さかった債券を含んだバランスファンドの方がダメージは少ない結果が出ています。
バランスファンドはリバランスという機能を持っています。
リバランス機能について説明するために、具体的な例で説明します。
例えば株式と債券が50%ずつのバランスファンドを100万円分持っていたとします。
資産価値はそれぞれ50%なので、株と債券の価値が50万円ずつになります。
あるとき何らかのアクシデントが起きて、株価40%下落して、債券価格は変わらなかったとします。
株価が40%下落して価値が50万円から30万円に値下がりすると、債券をふくめた全体のバランスが崩れてしまいます。
つまり債券の資産価値は50万円のままなので、株と債券の資産配分は30対50になります。
そうするとリバランス機能が働いて、債券を10万円分売って、株を10万円購入します。
その結果、株と債券は互いに40万円ずつの資産価値になるので、バランスファンドの設定通りに調整されます。
つまりリバランス機能があるため、自動的に配分が守られるので購入者は、メンテナンスを自分で行う必要がありません。
またリバランスのメリットは他にもあります。
上記の例のように、株価がアクシデントで暴落したとき、投資初心者の場合はさらに株価が下がるのではないかと思考停止に陥ってしまうかもしれません。
そのため株を安く購入できるチャンスを逃してしまいます。
ですがリバランス機能があると、自動的に高い債券を売って、安い株を買うので感情に影響されずに冷静な運用ができます。
バランスファンドはつみたてNISAやiDeCoに設定ができます。
そうするとファンドが値上がりして売却益がでたり、配当金をもらったときに課税されません。
また、つみたてNISAやiDeCoであれば、購入時に手数料がかからない「ノーロード型投資信託」が多くあるので、コストも抑えられます。
NISAやiDeCoには、「株式型投資信託」「債券型投資信託」「REIT型投資信託」など選べる投資信託が様々存在していて、自分でバランスよく設定するのが難しくなっています。
その場合はバランスファンドを1つだけ選べば、それだけで分散投資が完了します。
それでは最後にバランスファンドを運用する時の注意点とデメリットを解説していきます。
バランスファンドの信託報酬は、株式のみで構成されたインデックスファンドに比較して信託報酬がやや高い傾向があります。
バランスファンド、インデックスファンドともに信託報酬は年々下がっていますが、バランスファンドの方が運用コストは高いので、手数料がインデックスファンドより安くなることは無いでしょう。
信託報酬の高さは長期的に見ると、大きな額になってきて運用成績にも影響してきます。
そのためバランスファンドで投資経験を積んで投資金額が増えてきたら、自分で資産配分を考えて、手数料を抑える投資方法に切り替えると良いと思います。
投資信託は様々な金融商品のセット商品なので、どうしても中身がわかりにくくなってしまう傾向があります。
バランスファンドだからというイメージで、安心感があると思い込んでファンドを決めてしまうと、中にはハイリスクな商品を購入してしまう危険性があります。
例えばファンドの中に、新興国株式で実はリスクがあるような資産も含まれている可能性があります。
そのため過去の運用成績を見て、運用成績にムラがあったり、全体的に他のバランスファンドより利回りが悪いファンドは避けて選定するようにしましょう。
バランスファンドには株・債券・不動産など複数の資産が含まれているので、ファンドがマイナスになった時に、何が原因なのか調べることが難しいです。
そのため対策が後手に回ってしまうことがあります。
バランスファンドで投資する金融資産を分散していても、円高が進むとすべての金融資産が値下がりしてしまうことがあります。
その場合の原因は通貨なので、ファンド自体に問題が無いため焦って売却しない方が良いのですが、初心者だと精神的にきつくなる可能性があります。
そのため投資信託を購入する前に、ファンドが下落したときのことも想定をして、許容できるリスク内で投資を始めるのが良いです。
具体的には、証券会社のホームページで事前のシミュレーションを行うサービスがあるので、活用してみると運用したときのイメージがしやすいです。
お勧めなのは毎月定額で積立投資をする方法で、つみたてNISAやiDeCo、楽天証券の積立投信のようなシステムを活用する方法です。
ここまでバランスファンドの基本的な知識と、初心者におすすめする理由、投資するときの注意点やデメリットを解説してきました。
バランスファンドは1つのファンドで、株や債券や不動産といった複数の金融資産に分散投資ができるファンドです。
初心者のうちは複数の資産について知識が無く、学ぶためには多くの時間を要するので、最初はバランスファンドを使うのも一つの手です。
なぜならバランスファンドは、運用のプロが選定した銘柄に構成されている他、特定の資産価値が下落しても全体の資産価値が下がりにくい特徴があるからです。
さらに毎月100円の積立投資から始められるので、資金が小額しかない初心者でも始めやすく、購入後は自動的に資産配分を調整する「リバランス機能」が働くので、メンテナンスの手間がかかりません。
注意点として手数料が若干インデックスファンドより高い点や、商品内容が分かりにくいといった点がありますが、初心者が小額で投資を始めて経験を積みたいという希望に対して、おすすめの金融商品と言えるでしょう。
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